酸素も毒になる

ジャンルなく好きなことを。YMS2020渡英。#30日チャレンジ

ANIMA Netflix

 

NetflixトップにRadioheadのトムヨーク!?

トムヨーク、なんだか見ないうちにすごく渋いイケオジになってる、、、

 

長編映画なのかなと思ったら、15分ほどの作品。

新譜ANIMAから3曲使用された作品のよう。

 

サクッと見れてしまう尺だけど、一度見ただけでは内容が濃くてキャパオーバー。

もう何度も再生してしまった。

 

鬱々とした地下鉄、乗客たちは酩酊状態?のようにフラフラと意識がなさそう。

トムと黒髪の女性(イタリアの女優、デジェイナ・ロンチオーネさん)だけが目を覚ましている。

これはこの2人の物語なのかな?と予想。

上半身のみのダンスは少しヴォーギングっぽいなと思った。

乗客たちは皆コートを羽織って、前のボタンは閉めているのに対し、

トムだけは襟を立て、女性はコートは羽織っていない。

 

古そうな地下道から白黒の未来的な場面で、

トムが履いている靴が地下足袋ではないかと気づく。

風を使った白い大地は坂にしてあるようで、撮影大変そう、、、

地下鉄で拾った工具入れのようなカバンは一体なんなのか。

紙くず疾風からの枯れ葉の道へ倒れているシーンの切り替え、美しい。

ここでまた地下鉄の女性が登場。

 

壁沿いに額と鼻先を触れながら回っていくシーン、すごくいい。

途中愛おしそうに微笑む2人、守りたい、、

 

儚げで消え入りそうな表情のトム。

かと思えば片腕で軽々と女性を持ち上げて回る力強さを感じるシーンも。

 

彼女が登場するシーンとカバンを見つけるシーンのみ、

笑顔を見せてくれるトム。

同じくらい大切に思う存在なのだろうか。

 

最後の鳥のさえずりの中、明るくなっていく電車のシーン。

目の前にはもう彼女はいないんじゃないかなと感じた。

完全に明るくなった世界には彼女は現れてこないんじゃないかなと、、

 

Netflixでこういった作品に出会ったのは初めてのことで、

今までこういった作品があって観てないだけなのだとしたら、

他の作品も観てみたい、、、

 

 


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