酸素も毒になる

ジャンルなく好きなことを。YMS2020渡英。#30日チャレンジ

The Boys と 凪のお暇

スターライトとディープ

凪と慎二

この二組から思うこと。

 

 

自分のヒーローとしてのレベルの低さを自覚しているディープ。

彼は新人ヒーローのスターライトに対し社会的地位のある男性であることから性的搾取、

こんなことをしないとヒーローを続けられないのかとくじけそうになるが、

立ち上がり声を上げたスターライト。

女性蔑視のクズと呼ばれ左遷され、落ちぶれかけているディープ。

左遷先で出会った彼との性交渉前に高揚した女性、

彼女は彼のエラに興奮を隠しきれず、無理やり触れ続けた。

拒否しても行為を続けられてしまったディープ。

 

いつでも空気を読んできた凪を軽蔑としか思えない態度でしか接することのできない慎二、

別れを切り出されても、復縁は絶対ないと言い切られても、

歪んだ愛情で消化しきれない感情を持ち続ける。

兄との再会で自分こそいつでも人の顔色を伺って空気を読んできた事実を突きつけられて倒れてしまった。

そこでやっと素直に凪を好きだったこと、幸せにして上げられなかったことを告げる。

 

男性二方の第一印象は最低ゴミクズ野郎、と思った。

彼らを見て辛いことを思い出してしまう方がいるのではないかと思うくらいショックだった。

だが回を重ねるごとに、

この人たちもこんな辛いことがあったのなら、このような捻じ曲がった人間性になってもしょうがないな、と。

彼らもまた被害者なのだと。彼らの弱さは自分にも重なるところがある。

加害者の立場では全く気づかなかったことが、いざ自分に降りかかった時。

気づかないふりをしてきたが、ついに気づかされる同族嫌悪。

いつの間にか感情移入してしまってる自分と、

こんな最悪のモラハラ・性犯罪者を許してはいけないという自分がいた。

 

何年も前のことが原因で未だに生き辛さを感じている。

だが、いつまでもそうも言っていられないな、と実生活で思うことがあった。

 

人を許せる人は強い。

最低最悪なトラウマを植え付けられた経験のある方もいらっしゃるかと思います。

そんな張本人を一筋縄では許せない。

だが、相手がこんなするまでに追い詰められた酷い環境にあったなら、、、と想像すると、怒りや悲しみの感情が緩まる。

という研究結果があると聞き実践。

そして誰にでも間違った行動、言動があるはず。

完璧な人間はいない。

だから少しずつでも自分と相手を許していきたい。

 

 

 

発端