酸素も毒になる

ジャンルなく好きなことを。YMS2020渡英。#30日チャレンジ

JOKER

 

ネタバレ含みます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

JORKER、観ました。公開初日に。

 

今まで描かれてきたJOKERとはまた違った作品だということは、

なんとなく前知識として入っていましたが、私は結構えぐられました。

ダークナイトのJOKERは頭が良く、自分に酔ってるところがあったと思うが、

今回のJOKERのアーサーはそういった特徴はないかな、と思う。

バットマンが出てこない、というところが大きいとは思う。

 

一部の人が荒れ、不衛生で全体的に覇気がない雰囲気。

貧富なさが広がり、社会的弱者が切り捨てられるゴッサムシティ。

アーサーは病気の母の世話をしながら、

ピエロ派遣でお金を稼ぎつつ、コメディアンになる夢を追い続けている。

彼自身も精神に不安定な部分を持ちながらも懸命に生きている。

 

しょっぱなから、悪ガキにボコボコにされるシーンが辛かった。

妄想?が激しいのか、記憶が乖離してるのか、

同じアパートに住むシングルマザーを自分の恋人と思い込んで、家に勝手に侵入してしまっていたことろも恐怖。

 

ずっと憧れていた人にメディアで馬鹿にされたのち、

まさかの共演オファーが舞い込むが、、、、

両親のことや、自身の生い立ちも複雑で、中年になるまで明かされなかった。

知らない方が良かったのかもしれないが、

これも彼を突き動かすきっかけとなっってしまった。

 

希望を掴んだかと思わせて地に落とされるのも正直見ていられない。

 

ある一定の層にはかなり刺さってくる作品であることは間違いないと思う。

誰もがジョーカーになりうる、と。

これは私の映画だ、と。

そうだとしても、アーサーにはなかったジョーカーへと変わるその一歩手前で踏みとどまる理性は、私たちには残っていることに気付く。

そこが彼とは違う。一歩踏みとどまり、綺麗な生き方でなくても、だ。

そういった自分に誇りをもって生きていっていいんだ、胸を張れということを教えてくれたのではないかと思う。

 

 

確か公開初日の夕方の回に観たのですが、

隣の外国人男性の誰も笑っていない場面で結構笑う

という行動が怖すぎて、集中を欠いてしまいました。

コンビニのビニールもガサガサさせるし、スマホ?かスマートウォッチ?を

平気で操作するのにも疲れました。

 

観賞後すぐは、レビューを書けなかったのですが、

時間が経ちなんとか書けるかな、と思い書いてみました。

 

 ぜひ関連作品も多くの方に観てもらいたい。